リムショット考(SI-Drum Kit)

また完成を後回しにして、今度はドラムのリバーブを市販曲のように響かないかなぁと四苦八苦弄っていたりしてて気づいたのですが・・。


スネアドラムの(いや、タムにも)叩き方にリムショット」という奏法が有ることは聞き及んではいたのですが、今まであまり気にせずに居たんですよ。

この叩き方は「ロック系でスネアの二拍四拍(普通に叩いていれば大体スネアはそのタイミングで叩くので、多分「手が特別忙しくないときはいつも」でも同じ意味?)」の時に、通常打と同時にドラムのフチ(リムと呼ばれる場所)にスティックの腹を当てる。というもので、リム打の「高い音」が、スネアを目立たせるような形に鳴るそうです。


そして、この「リムショットかそうでないか」はドラム譜には特記されてません。
改めて手持ちの曲を聴いてみた限り、恐らく上記「手が特別忙しくないときはいつも」でいい・・と思います。
ためしに、適当なロック系の曲の「余裕が有る時のスネア」と「連打の時のスネア」の音を聞き比べてみてください。前者には多少「タン」と同時に「カン」のような高めの成分が有るのに対し、後者の「タタタダダダ」の時には含まれて居ないように聴こえると思います。

よし、それは分かったとしよう

で、

これをDTMで再現するにはどうすればいいのか?(汗)
MIDIの規格では音階にドラムが割り振られていますが特別「リムショット」というものはありません。↓は、DOMINOの画面に表示されるドラム用ピアノロール。左に対応楽器が表示されますが、特に「RimShot」はありません。

名前の書いてない上下6マスくらいにも実は割り当て音色がありますが、その中にも無い。ちなみに、最初の四拍は「Because〜」のカウント冒頭でも使ったスティックカウント(と思われる音色)です
二小節目のように「Acoustic Snare」と「Side Stick」を同時に鳴らせば代用になるかな?とも思うんですが・・。


まあDTMですし、代用応用どんとこいではあるんですが、さらに「SI-Drum Kitで再生してもその反映が可能なのか?」考えなくてはなりません。「とりあえず、今まで使ってないけど確か”Side Stick”は鳴らせたはずだからいけるかな?」・・と思いつつ。
思いつつ、別件で気になることも有ったのでSONARの「SI-Drum」フォルダに入っている、ドラムサウンドデータを確認してみたならば−−「SideStick」は元より、「Rim」なるデータが存在する!

・・で、これどうやって鳴らすんだろう??

「別件で気になること」というのはそもそも「スネアドラムの連打クレッシェンド(段々強く)をSIで再生すると、音量が大きくなるにつれふいにスネア音が別の成分に切り替わる感覚があって、もしかして再生するドラムデータそのものが切り替わっているのでは?と思った・・というもの。

もしかしてこれが繋がって「ベロシティ値(MIDIプログラムでの音の強弱数値。0〜127)を強く設定すると、ある数値以上は自動的に「Rim]のデータで再生されるのか?とも思うんですが ・・どうだろう。
とりあえず、今後検証してみます。