スピッツ配置

今作ってるのは「ピロウズの曲をスピッツっぽくしたもの」で、アルペジオパターン・ベースライン・ドラムのタム使いなどを反映してみてます。スピッツのベースはリズムを抑えつつ、適度にメロディック、かつ流麗で、気持ちよくて好きです。

演奏以外にも「配置」を気にしてみたり。個人差や聴環境で違うと思いますが。

ほぼ中央に入るエレキは割愛してます。

青い車
アコギストロークの高音部は元々ドラムのハイハットと音域が重なりがちなんですが、わざと?ハイハットが中央(通常は左右にずれる)、それもボーカルに潜り込むような位置(ボーカルが無い時はメインで聴こえるくらい)で鳴ってて、同じく中央のアコースティックギターとほとんど同化して聴こえます。タムが左に固まってるのも特徴的で、注意して聞くと右上が空いてます。
全体にリバーブ強めでギターの輪郭が弱め、ボーカルの響き優先。

「春の歌」
ベースとボーカルがほとんど同じ位置を音域で分け合ってる感じ。スネアがかなり目立つ位置・音で鳴ってます。楽器の配置も隙間が無いくらいです。
最近の曲だから全体に音圧強い・・というのもありますが、アルバム冒頭曲ですし、元々そういうコンセプトの曲なのかも。

「アカネ」
中央にまとまって配置され、左右端に空きがある感じ。ボーカルとベースは同等くらいの位置・存在感。
イントロでは手拍子がその空きに入りますが、その後埋めにくる楽器はありません。ギターがその空きを埋める程派手に響いてるというわけでもないので、意図的に中寄りなんだと思います。
周囲に余裕がある分、ハイハット類の鳴りが目立っています。

「ロビンソン」
「春の歌」と同じく左右でアコギが入りますが、こちらはかなり余裕が有る配置。
エレキがメインもサブもほとんど中央部に入るので、左右の空間はアコギにまかせっきりといった状態。

・・で、この分析が今ミックスに役立ってるかといえばそうでもなく(苦笑)。
演奏はまんま「青い車」「春の歌」な、16分アルペジオ&ベースを参考にさせてもらってるんですが、曲や歌詞のイメージがそのまま「青い車」調かというとそうではないので・・。