リバーブ2

前回の書いた手前、おっかながらずに”Width"を弄ってみました。

・・ああ、ここ基本じゃないか(汗)

いや、Roomsizeとどう違うのかな・違うとしてもRoomsizeの方で調整してれば補間できるような似た機能なんじゃないかな?と思ってて・・それで使ってなかったんですが。

これ、0%にすると「mono」なんですよ。前回画像のWidthの右に「Output Stereo」ってなってますが、この「Stereo」をクリックして「Mono」にすると、Width欄は0%。

で、それがなにかっていうと。ぶっちゃけ、前回描いたような「部屋の残響としてのリバーブはBUSトラックでまとめてかける」んなら、楽器単体にかけるリバーブ全部モノラルでもいいくらいです。

単体の楽器にステレオでリバーブ効果を加えてるってことはイコール、
いちいち楽器ごとにアンプを複数用意して、それを多方向に向けてる
ようなもんです。大会場の真ん中で演奏してるならともかく、スタジオを仮想したミックスにそれはほとんど必要ないです。
極端に言えば、楽器は「点」の状態でスタジオに存在し、元々放射状に音を発してるイメージですから、「点」なら「モノラル」で不都合ないんです。

また悟空で例えるなら、いちいち周りを欠かさず見渡してそれぞれの方向を威圧しなくても、その発してる「気」だけで充分。みたいな。

ステレオとモノラルだったらステレオのほうが音としていいのでは?とも思いますが、正直、データとして扱う単一の楽器音は(一部例外を除いて)モノラルでも充分だったりします。モノラル環境で聴いた曲にだってそれなりの広がりや深みはありますよね?あのレベルでもいいんです。
楽器の段階でリバーブがモノラルでも、BUSトラックにかけるリバーブ(「部屋})をステレオにして、より広がり感を考慮したミックスをすればいい(実際、BUSの「Width」は100%以上まで持ってく方がいい感じ)。


そんなわけで「Width」を考慮してミックスを見直す作業・・。まあ、知識にはなってるんで苦ではないんですが(汗)。