なんとはなしに

とりあえずなにかしら歪みギターのDTM作業がしたくなったのもあって、ピロウズの「バビロン天使の詩」を選んでちょこちょこやり始めた矢先、ちょっと発売日より遅れて「惑星のさみだれ」8巻を買ったら

以下ある意味ネタバレと
ピロウズスキーが「さみだれ」にこじつけのようなそうでもないようなあれやこれやを並べ立てるそんな〜 を含みますので苦手な方は注意。








そんなところへ、凄いおあつらえむきにキてました

「バビロン」

これはMADを作れと?

・・いや、これはまあ、くると思ってた・・というか。「ビスケットハンマー」以外に今後ピロウズワードがなにかしら出るとしたら「バビロン天使の詩」からだろうなあとは、ほぼ確信してはいましたが。
作品のテーマや、夕日の能力と「飛ぶ」事に焦点を向け仮託された意思等、これは「バビロン天使の詩」を少なからず意識して。いやぶっちゃけはっちゃけ大量に意識して仕込まれているのだろうなあと・・。話に出てるのは「ビスケット〜」だけど、話の方のテーマや雰囲気は明らかに「バビロン」意識だよなあと。

「神に背くバベルの塔さみだれ」「に近づきすぎた=夕日」といった具合。

ていうか、ワードそのものがなくてもきっとわかったくらい、「さみだれ」は ピロウズから抽出したイタくカユい中二でセカイといって過言で無いどころか言いえて妙なそのソレをそのままその方向に巧く料理した物語すぎる・・大好きだ。
※1実際には、セカイ系な「地球の危機と自分を頼ってムリヤリ連れ出す女の子と自分の活躍の場が同時に来た」的なソレとピロウズの詞世界とは、深ーいところでホントにはかみ合って居ないとは思うんですが。「ある程度のトコまでは噛みあってるホントスゲー噛みあってる・と解釈できる」のは、これはもう否定しようもなく確か・と思います。そしてそういうトコロも好きです。



でもほぼ確信してたそれがいざ実際来られると、嬉しいのとムズがゆいのとがないまぜに(笑)。
「バビロン」は物語のキーフレーズでなく夕日の能力名ではありますが(でも物語の方にも「ビスケットハンマーに届く塔」が出てる事ですし、そっちのセンもありそう? -後述・あ、あそこはBDMの上って事か・・!はやとちり)これだけでもう。、元々「さみだれ」が持ってる「ピロウズでMAD作ったらおあつらえむきすぎるおいでおいでオーラ」がグワングワンと・・!
GAINAXでアニメ化とかしたならMADの承認制とってるので合法的に出来る(加えて作者水上先生的にもオッケー?)んですがね・・

で、トドメが「ブルースドライブモンスター」ときたものだ(笑)。
「バビロン」と本編展開でもうお腹いっぱいに盛り上がったので、こちらはそれ以上盛り上がりきれない部分も(笑)。いやホント「バビロン」だけで本懐が果たされた的な感慨があったので・・。
歌詞的に行くと「ブルドラ」も「世界に関係なく自分だけを満たしムリヤリに、世界に反してでも開放してくれるモンスター(さわおmeetsロックミュージュックの比喩。同種曲は「サードアイ」など他にも多々)」なので。あの位置づけだと違うような気が(過度なピロウズ解釈のせいでは)してしまうのもあったり。
というか、「夕日にとってのさみだれ=ブルースドライブモンスター」と言われれば正にそのセンで納得するしかない(苦笑)

※2 上での※と繋がりますが、ピロウズの詞世界上での「連れ出してくれるモノ・日常を破壊してくれる存在」は多くの場合「モンスターであり=音楽・ロック(「キム・ディール」等「解放者」に女性を据えている場合でも、同時に「ロック」の比喩でもあったり。もちろん本当に「女性」を据えているものもありますが)」ですが、これを「女の子」とか「世界の危機」に比重を移す事で容易く「セカイ系」的な解釈ができる(=親和性が高い)事になる。



MADみたいなものを作りたい気持ち、作られて欲しい気持ちもありますが
一番は、「さみだれ」のアニメ化時のテーマ曲になってほしい度の方が
いや、「MAD作りたい欲」もそもそもそんなようなもんでしょうが・・本当に、実際になってあげて欲しいな・・。

以下更に妄想。

「ビスケットハンマー」と「ブルースドライブモンスター」が対になるなら、一期二期で揃えて・・OPという感じでは無いかも?なので
一期ED「ビスケットハンマー」二期ED「ブルースドライブモンスター」

二期OPを「バビロン天使の詩」(個人的には一期からでもいいけど)
一期OPが空くので「モータウンリズナー」でどうでしょう。初期の進行に合うと思うんですよ。
あ、でも「ここじゃないどこかへ逃げるなんてできそうにない」がバビロンの「ここじゃない世界へ逃げよう」と打ち消しあってしまう(汗)本来発表が「バビロン」→「モータウン」の順で「逃げる→逃げない」となったとこに感慨※3があるのに。ブツブツ・・。

※3どこかへ逃げることなんてない、ここでやっていくという諦念交じりの決意表明(「モータウン」と同アルバムの「ターミナルヘブンズロック」もそうで、さわおさんには特にこの時期その思いが強かったのでしょう)。セカイ系にとっては終了?実際、GAINAX的なセカイ臭をピロウズに感じていたかったキモチが強い層は、これ以降のピロウズ曲にはあまりそそられていないように思います(そういう曲が無いわけでもないんですが)