「仲良し」目パチ口パク過程

【初音ミク】仲良し【スピッツ】

FLASH動画作成初挑戦で口パク作ったんですが初挑戦ならハネリズムでなく歌も細かくないものを選んだ方がよいですホント。
いや、苦痛ではなかったんですが。簡単なものを選ぼうと思ったら選べるものなので・・。
■■口パクの作り方■■

フラッシュ計画表の時に載せた表。
まず、歌メロ部分の音符の内最短のもの(大体は16分音符)が、「秒間25f(フレーム)」の時なんフレームに当たるのかを計算します。「仲良し」は16分ハネリズムなので、「16分音符の更に裏拍の方」が最小で、計算により役2.5fになりました。
その過程で曲全体・一番二番・AメロBメロサビ程度のかたまり・八小節・四小節・一小節・二分音符・四分音符・・・・のフレーム換算数もあらかた書き出しておきます。一小節・二分音符・四分音符・・辺りは脳に書き留められる方がスムーズです(やってる内に嫌でも染み付きますが)。
ここまででどうしても端数は出てきてしまいますが、あまり杓子定規に気にせずでよいです。

画像素材の作り方等は割愛。あくまでFLASHでの作成の話で・・。
まず、素材によって違うでしょうが今回自分で用意した画像では、目は「閉じ・四半・半・開」の四段階。口は「閉じ・半・開」の三段階でした。

まずまばたき。これは曲のリズムとは関係ない動きなので、さっきの計算はひとまず置いておきます。
まばたきはスプライト(FLASH内でさらに独立して扱うアニメプログラム)「目パチ」として作っておいてます(このスプライト以外で動かしてる部分もところどころあります)

表情を考え動画では「開(33eyeopen)」は使ってません
「32(eyeharf)」の重複が有るので多少不恰好ですが
82・62・82・62・4〜
のリズムで繰り返し、閉じる「30(eyeclose)]時も開く時も必ず「31(eye4harf)」を経てます。ここでの最後の4の部分(瞬間だけ開く、動画で瞬きが二連続になる部分)等、若干工夫を加味した方がよくなると思います。
ついでに、動画ではほとんど出てきませんが「四半目状態でのまばたき」データも有って

「四半」と「閉じ」の2データだけの動きなので(加えて重複も消え)シンプルになりました。「閉じ」の状態をさっきとは違い2fキープする仕様になってます(1fのままではまばたきが不自然に素早くなってしまったので。さっきのデータでは「閉じに行き・閉じ・また開く」の実質3fの動きでしたしね)。この辺は臨機応変に。

そして口パク。
まず計算で出た数字を、おおまかでいいので「一小節=61f 半小節=30f 4分音符=15f 8分=7.5f 16分表=5f 16分裏=2.5f」それぞれ覚えておく。端数が有ることはたまに思い出して感覚で調整しましょう
そして

FLASHプログラム内に置いたサウンドデータのプロパティを開いて「ストリーミング再生」の状態にしておきます。
これをしないとFLASH再生はこの部分を通らないとサウンドを再生しないので、口パクを合わせる編集がとてもやりづらい(いちいちサウンド再生地点からプレビューしないと音が出ない)事になります。加えて、サウンドは淀みなく再生される(再生地点でサウンドファイルの読込を済ませるため)のに対し、フラッシュの画像表示は極若干の読込が積もっていき、データの後ろに行くほどに両者にズレが生じるのが避けられません(サウンドは数メガの読込のため、こっちが遅れる場合もある)。
「ストリーミング再生」は、FLASHデータの地点に照らしあわせて、サウンドデータを細切れ状態で逐一再生していく事でタイミングを同期させる機能・・らしいです。

ちなみに「プロジェクトのプロパティ」にも似たような項目があるのですが、僕はこっちには触れてません。サウンドのプロパティの方だけでよさそう?

そろそろ本題。
まず、「閉 半 開」の口画像が有ることを意識して、歌のどこでどれを使うかあらかじめ予定をたてます。
とはいえ三つしかないので「基本は”半”で」として、「開」をどこで使うか?とりあえず今回は「あ行の音」と「あ行じゃないけどここは特別開こうと思ったとこ」としました(大雑把)。あとは「一段飛ばし(開から半を経ずに閉。または逆)はしない」
プラス、これはやってるうちに思ったことですが。本来歌では「口を開いたまま音節を変える」事もありますが、口パク動画では多めに逐一「一段階閉じる(「開」の時なら「半」)動作」を入れたほうが見栄えがよいです。


歌が入っての冒頭二小節部分
えー。さっき言ったばかりですが、よくみると「逐一閉じ動作」「一段飛ばししない」が守られてないとこがありますが大目に見てください(汗)。一番最初に編集した部分ですし・・。あと数字が「二小節なら、さっきの図の計算だと122fで、410から始まったら終わりは532のはずでは?」となりますが、前後の兼ね合いですすみません。
上図と対応して、下図の灰=閉 青=半開 赤=開 のフレーム数となります。
基本的に口の開閉等で頻繁に1〜2fの画像を挟むことになるので、実際の計算上のf数より-1で入力する場合が多くなりがちと思います(※2)(逆に、準備動作的に前もって口を開かせる描写を使い、計算f数より長くなるのも)。fの端数の問題も含め、ここらへんは大雑把に入力しておきプレビュー観察で修正。違和感がなければよいでしょう。
※1&※4は、音符の長さが同じ「付点八分音符(八分音符+16分音符。八分音符の1.5倍)」相当になりますが、ハネたリズムの曲では同じ16分音符でもオモテウラの位置で長さが違うので、付点八分音符も「どの位置の16分音符を飲み込んでいるか」で変わる点に注意。これもしち面倒くさいので、やはりハネ曲は慣れてからが・・。
四小節程もやれば、16分音符・八分音符・付点八分音符・四分音符・付点四分音符それぞれのf数と、それを大雑把にどう入力すればいいか?が頭に入ってくると思います。序盤にそれを掴んでしまえばあとはわりと簡単です(歌の繰り返しなども出てきますし)(ただし、繰り返しだからといって単純にペーストするとうっかり間違う場合も・・。僕は「仲良し」動画で、ラスト歌い終わりの延びが違うのを失念して、口を早く閉じてしまうポカが・汗)