スピッツ化ピロウズの作法などメモ

スピッツピロウズの作法などメモ

【ピロウズ】Funny Bunny(SPITZ taste)β版【初音ミク】

まず,着想としては、動画文にもありますが「まんまコピー打ち込みするより、工夫が有った方がやるのも楽しいし経験地にもなる」ということ。

なぜスピッツか?というと。
まあ僕が主にバンドスコアを持ってるのがピロウズスピッツだという事と(笑)。あとは「〜〜風」にして一般に「ああ」と分かり易い事。
アルペジオが好きなのは勿論なのですが、実はベースの方が「スピッツ風」でやってみたかった。ちょっとの間だけベース触ってたことがあるんですが、スピッツのベースのラインって、特に「青い車」や「ロビンソン」など16分クイの時、うねりとリズムを兼ね備えてて凄い気持ちよいんですよ(加えて移動が半音順次多用だったりして指がわかりやすい)。

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曲が「Funny Bunny」になったのは、ピロウズ曲で通りがよく、ミディアムな良曲ということと、序盤が2コードリピートなのでアルペジオが乗りやすい事。

アルペジオが乗りやすいコード(進行)」というのは・・、スピッツに見られるリフ的(印象的な)なアルペジオというのは有る程度機械的に繰り返す場合に効力を発揮するもので、たとえば8小節単位でそれぞれコードが切り替わり続くパートで行うアルペジオは、それはリフとしてではなく伴奏としてのアルペジオなのですね(本来のピロウズのFunny BunnyのBメロ等。「アルペジオを売り・メインとしてないバンドが普通にする、ニュートラルなアルペジオ」と考えてくれてもいいかと)


えーっと「リフとしてのアルペジオ」「伴奏的なアルペジオ」。あともうひとつ「より、わざと機械的に徹したアルペジオBUMP OF CHICKENにみられる。一定のパターンを延々と保ったままコードだけが変わるもの。多くの場合クリシェ的」というものがあります。
スピッツの、例えば「春の歌」「青い車」のイントロアルペジオは「機械的であり、かつリフ的」
「ロビンソン」「ホタル」は「有る程度機械的でありながら、若干変化を見せる伴奏・リフ的」

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・・話を戻すと(汗) そもそもの使いたい「スピッツイメージ」の的に絞ってたのが「ロビンソン的な」より「青い車的な」アルペジオだったのです。これには、イントロのコードが単調で、かつイントロでギターがなるべくメロディラインを弾いてない事(反映しなければいけなくなり、せっかくのアルペジオパターンリフが目立たなくなる)」
Funny Bunnyのイントロで印象的なのはむしろベースのラインなので、ベースはベースで目立たせたかった自分にはこれも好都合
よって、Funny Bunnyとかくなりました。

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イントロのアルペジオは、これはまあ「わざと」でいいので楽に決定。ベースのラインも、元フレーズを残しつつ、元曲では空いている隙間をスピッツっぽい16分クイで埋めて完成。更に、スピッツ駄目押しに「春の歌」と同じ「ドミナントSUS4→ドミナント」のフィルイン進行を付加。


あと「スピッツ風」でやりたかったのは、ドラムの左右移動タム使いと、Cメロでよくやる開放弦ペダルポイント・半音ぶつけアルペジオ(「春の歌」等多数。半音ぶつけの響きの例としては、全編鳴ってる「宇宙虫」がわかりやすいです)。これは、元曲にも半音フレーズ(イントロとAメロの4小節目や、ギターソロ出だし)があるので入れ所が有ってよかったです(動画0:42秒や2:49秒で、半音ぶつけとしてアレンジ)
あとギターだけになるアウトロ。これらをそれぞれ盛り込みました(一応、引き写しにならないよう心がけたのもあり「こういう事やるよね」レベルですが)。


付加してるとこ以外コードはほぼそのままで、Bメロの5・6小節目だけ変えてあります。特に拘ったわけではないですが、思いつきで。


あとは、まあ端々になると気が抜けるというか・・。
サブギターのこの音色は、あんまりスピッツじゃ使わないんじゃないかな?もっと透明感な・・?ですし
Bメロ・サビのアルペジオでハンマリング・プリングの指を多用してるのも、これは自分の趣味であってスピッツではあまりやりません。


と、まあ。やはり、あくまで「テイスト」ってことで。

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スピッツピロウズは他にもやってみたいところですが、「16分クイアルペジオ&ベース」を消化してしまった以上、他の「スピッツらしさ」を使うなら「ホタル」「渚」辺りの暗く伸びやかな響きのある感じ・・辺り?
「SpliTZ」であるからには、逆のピロウズスピッツという手もあるので、迷うところです。